あざ・ホクロって、どんな病気?
「あざ」とは、生まれつき皮膚の色や形が変化しているものをいいます。あざには様々な種類があり、ホクロもあざの一種になります。あざの種類によって、形や大きさが変化しないまま経過するものや、年齢とともに大きく濃く変化していくものもあります。
当院のこだわり
CO2レーザーやQスイッチルビーレーザーを、症状に応じて使い分けます。
当院の治療方法
メスで切除し縫合する手術と、レーザーによる治療を行っています。
「あざ」とは、生まれつき皮膚の色や形が変化しているものをいいます。あざには様々な種類があり、ホクロもあざの一種になります。あざの種類によって、形や大きさが変化しないまま経過するものや、年齢とともに大きく濃く変化していくものもあります。
CO2レーザーやQスイッチルビーレーザーを、症状に応じて使い分けます。
メスで切除し縫合する手術と、レーザーによる治療を行っています。
「あらゆる刺激に対して肌が敏感で、かゆみが出やすい体質をアトピー体質といい、強いかゆみをともなう湿疹をアトピー性皮膚炎といいます。 アトピー性皮膚炎はかゆみが強く、良くなったり悪くなったりを繰り返すのが特徴です。
かゆみの原因を探るため、アレルギー検査や金属、化粧品のパッチテストを行っています。
かゆみを抑える抗アレルギー剤の内服と、皮膚の炎症を抑えるステロイド剤の外用で治療を行っています。 また、症状に応じて漢方薬を処方する場合もあります。
「いぼ」とは、ウイルスが手足の指や足の裏などに感染し、米粒大~えんどう豆くらいの大きさに硬く盛り上がったものをいいます。患部に感染してから約3~4か月で目に見える大きさとなって現れます。
皮膚軟化剤(スピール膏)と凍結療法の併用で、より早い治癒を目指します。
液体窒素による凍結療法を行っていますが、症状に応じて漢方薬を処方する場合があります。
「円形脱毛症」とは、何らかの原因によって頭髪や眉毛、髭などに円形の脱毛が生じるものをいいます。多くは精神的ストレスで発症しますが、膠原病(こうげんびょう)や甲状腺機能異常が原因で起こることもあります。精神的ストレスの場合、約3ヶ月前に起こった何らかのストレス、環境の変化などが考えられます。
原因疾患を探るための血液検査も行っています。
内服、外用による治療を中心に、ステロイド剤の皮下注射や液体窒素による凍結療法、エキシマ光線療法も併せて行っています。
「陥入爪」とは、爪の両側が皮膚に食い込み、炎症を起こしたり痛みをともなう病気です。先の細い靴や長時間の立ち仕事、スポーツなどで爪が圧迫されることで生じます。陥入爪は、痛み、赤くはれる、化膿といった症状のほかに、皮膚が盛り上がる(肉芽形成)場合もあります。
抗生物質の内服、外用で治療を行います。繰り返す場合は、外科的治療(フェノール法)も行います。
また、保険外治療の巻き爪マイスターによる矯正方法も行なっております。
「ジベル薔薇色粃糠疹」とは、原因ははっきりとわかっていませんが、症状の経過や再発がほとんど無いなどの特徴から、ウイルス感染が原因と考えられています。症状は、はじめに2~3cmほどの円形から楕円形の斑点が、一つだけ体のどこかに現れます。その後数日~2週間ほどの間に、赤い斑点が胸や背中、腕、足などにいくつも現れてきます。2~3ヶ月かけて赤い斑点は徐々に消えていき、跡は残らず、再発もほとんどありません。
他疾患との鑑別のため、血液検査を行っています。
皮膚の赤みを抑えるステロイド剤の外用、かゆみをともなう場合は抗アレルギー薬の内服で治療を行います。
「掌蹠膿疱症」とは、手のひらと足の裏に小さな水ぶくれが出現し、膿をもったりかゆみをともなったりする病気です。 手や足には直接原因はありません。細菌感染(へん桃炎、中耳炎など)や虫歯、喫煙、歯科金属アレルギーなどが原因となって、手や足に症状が現れます。
原因を探るため、金属のパッチテストを行ったり、耳鼻科や歯科の受診を勧める場合があります。
皮膚の炎症を抑えるステロイド剤の外用、ビタミンHの内服のほか、エキシマ光線療法も行います。
エキシマ光線療法とは?
「尋常性乾癬」「掌蹠膿疱症」「尋常性白斑」等の症状に対して行う、紫外線療法の1つです。
一回の照射は数十秒で、週1~2回行う痛みのない治療です。
内服薬や外用薬と併用して行います。
「尋常性乾癬」とは、新しい皮膚を早く作りすぎてしまうことで皮膚が赤くなって盛り上がり、表面にかさぶたのような白い皮膚片ができて、フケのようにぼろぼろとはがれ落ちる病気です。全身どこにでもできますが、摩擦などの刺激を受けやすい、ひじ・ひざ・頭などに多く発症します。
エキシマ光線療法は従来のPUVA療法に比べ照射時間が短いため、患者様の負担も少なく行えます。
ステロイド剤や活性型ビタミンD剤の外用、ビタミンAの内服のほか、エキシマ光線療法も行います。
エキシマ光線療法とは?
「尋常性乾癬」「掌蹠膿疱症」「尋常性白斑」等の症状に対して行う、紫外線療法の1つです。
一回の照射は数十秒で、週1~2回行う痛みのない治療です。
内服薬や外用薬と併用して行います。
「尋常性白斑」とは、皮膚に色をつけるメラノサイトの働きが低下し、皮膚の色が白く抜けてしまう病気です。 色素の脱失は境界がはっきりとしており、多くはその周辺部の色素が増強しています。形や大きさは不定です。 尋常性白斑の原因は明らかになっていませんが、なかには悪性貧血や甲状腺機能亢進症などの病気を合併することがあります。
従来のPUVA療法に比べ、エキシマ光線療法は自然に色が付きやすいです。
ステロイド剤の外用やエキシマ光線療法も行います。
エキシマ光線療法とは?
「尋常性乾癬」「掌蹠膿疱症」「尋常性白斑」等の症状に対して行う、紫外線療法の1つです。
一回の照射は数十秒で、週1~2回行う痛みのない治療です。
内服薬や外用薬と併用して行います。
「蕁麻疹」とは、何らかの刺激を受けて皮膚がかゆくなり、みみずばれが広がったように赤く盛り上がるものをいいます。蕁麻疹は数十分から数時間で消えることもありますが、次々と別の部位に繰り返し出現することもあります。食べ物や薬物などに対するアレルギーや、気温の変化、疲労やストレスなど、原因は様々あります。
蕁麻疹の原因を探るため、アレルギー検査を行っています。
抗ヒスタミン剤の内服を行います。症状に応じて、注射や点滴を行う場合もあります。
「帯状疱疹」は、水痘(すいとう)・帯状疱疹ウィルスが原因となって発症します。このウィルスは子供の頃にかかるみずぼうそうと同じものです。みずぼうそうが治ったあともウィルスは体に潜んでいるため、抵抗力が低下した時などをきっかけに体内でウィルスが活性化し、水ぶくれ(水疱)や神経痛などの症状を引き起こします。
抗ウイルス剤の内服、点滴を中心に、皮膚の水疱には外用薬を処方します。
「単純ヘルペス」は、単純ヘルペスウィルスが原因となって発症します。このウィルスは1型と2型の2つのタイプがあり、1型は唇や顔など、2型は性器や肛門などに主に発症します。一度体内に侵入したウィルスは、症状が治まっても生き続け、免疫力が低下した時に再発するのが特徴です。症状は、はじめにムズムズ、チクチク、ピリピリなどの熱感、違和感、かゆみなどを感じ、その後赤く腫れ、水ぶくれ(水疱)ができます。
抗ウイルス剤の内服、外用で治療を行います。
「ニキビ」とは、毛穴の中に余分な皮脂が蓄積したり、細菌が増殖することによって、毛穴に炎症が起きた状態をいいます。 皮脂の分泌が活発になる思春期やホルモンバランスが崩れているときは、皮脂の分泌が多くなるためニキビができやすくなります。
治療補助剤のビタミンCローションやレチノイン酸の外用、レーザー等を用いた保険外診療も行っています。
抗生物質やビタミン剤、漢方薬の内服と、抗菌剤やアダパレン・過酸化ベンゾイルの外用で治療を行います。
「とびひ」とは、掻き傷や虫さされなどの皮膚の小さな傷から細菌が入り、水ぶくれ(水疱)やかさぶた(痂皮)が できる病気です。とびひの部分を触った手で他の場所を掻いたり他の人に触れると、飛び火して全身に広がったり、他の人にうつしたりしてしまいます。 夏に多い病気で、小児によくみられます。
抗生物質と抗アレルギー剤の内服、抗生物質含有軟膏の外用を行います。
「水いぼ」はウィルスが原因で起こる感染症で、一般的ないぼとは異なり接触感染だけではなく、水を介してうつるのが特徴です。 幼少期に多く見られ、自然消退することもありますが、ウィルスに対する抵抗力がない限り、繰り返し感染してしまう可能性があります。
保護者の意向に沿って、摘除するか経過観察をするか決めていきます。また、希望者には麻酔のテープを使用し、痛みの緩和に努めます。
ピンセットを用いて摘除します。
「みずぼうそう」はウィルスが原因でかかる感染症で、ほとんどの人が小児期にかかり一度かかると免疫ができるため、再びみずぼうそうにかかることはほとんどありません。 感染すると約2週間の潜伏期間を経て、発熱とともに発疹、みずぶくれが出現し、1週間ほどで乾燥しかさぶたになります。
みずぼうそうと診断がついた時点で隔離となるため、診察室でそのまま会計、薬の受け取りができる態勢をとっています。
抗ウイルス剤の内服、皮膚の水疱には外用薬を処方します。
「水虫」は、カビの1種「白癬菌(はくせんきん)」という菌が皮膚の角質層や爪の中に入り込んで起こります。 足の裏や指のまたの皮が剥ける、ジクジクする、かゆくなるといった症状や、爪の色が白く濁る、分厚くなるといった症状が特徴です。
抗真菌剤の外用が中心となりますが、爪白癬には抗真菌剤の内服で治療を行います。